2008-04-29

遠方より友を訪ねて。[後編・結婚式編]

栃木への旅の後編、結婚式編です。ちょっと二日酔い気味で起きてから宇都宮駅で「みんみん」の餃子を発送してから小山へ移動し、いよいよ友達の結婚式に参加。今回結婚式を挙げる友達というのは実はカナダ人(仮名David)で、僕が北海道へ帰って来た当時に英語のスキルを保つために英会話へ行くかと思って通った英会話スクールで先生をしていた奴でした。気が合うところが多く、週に1回のレッスンよりもプライベートで過ごす事の方が多かったし、僕もまだ北海道に帰って来たばかりで友達が少なく、Davidも友達が少なかったので一緒に飲みに行ったりして非常に楽しい時間を一緒に過ごしたものです。日本あちこちを転々としてから小山出身の女の子と知り合って結婚する事になったのだけれど、奥さんに会うのも初めてだしDavidに会うのも彼が北海道から引っ越して出て行った5年前が最後、本当に久しぶりの再会となりました。とても素敵な式場で挙式が行われたわけですが、行くとゲスト用のウエイティングルームもあって飲み物が自由に飲めたりと本当に気楽な雰囲気なところで、式の前なのに僕はビールを2杯も飲んでしまった:-) で、実際に挙式と披露宴が始まって僕はDavid家族と同じテーブルだったので気さくに時間を過ごす事もでき、新郎新婦達で司会をやったりと雰囲気もよく、海外のウェディングパーティでは新郎新婦が最後にファーストダンスを踊るんだけれど、その後でMadonnaの"Hung Up"で全員でダンスタイム、こういう感じって本当に久しぶりで何か自分の中でフツフツと甦って来るものが:-)

翌日時間もあったのでDavidとその奥さんを訪ねて彼らの家まで顔を出しに行ったのだけれど、そこからランチを一緒にして小山駅まで送ってくれました。そうやって1日英語で過ごした事もそうだし、Madonnaの"Hung Up"でのダンスタイムもそうだけれど、数年振りに僕の中で静かにじっとしていたものが溶け出してフツフツと沸き上がってくるのを感じる事が出来て、何と言うか「そうそう、こういう感じなんだよな」とずっと感じていたわけで、よく考えてみればティーンエイジの半分は海外で過ごしたものの、こういう感覚って僕は忘れてたんですね。それに大人になってから大人と話す英語というのは本当に素晴らしい言語だという事も新たな発見、もちろん気が合う友達との会話だからこそそう思えるのかも知れないけれど、でも所詮僕はこっちの人間なんだって思ったのも事実。あと意外とスピーキングスキルが落ちてなかったのにも一安心、子どもの頃に習得したものっていうのはやっぱり忘れないのかも知れない。

ちなみにいろんな方からご心配いただいた友人代表スピーチですが、意外と順番が早く回ってきてまだ雰囲気が温まってない時に回ってきてしまったので、本来用意していたものの大半を削除してアドリブで解決しました、、、。日本語じゃなくて英語でスピーチを用意してたので理解出来る人が少ないから気楽でよかったんだけれど、思っていたよりもブラックジョークを言える雰囲気ではなかったわけです:-)

2008-04-28

遠方より友を訪ねて。[前編・Blog友達編]

例年ゴールデンウィークだからと言って休みになるような仕事ではないのだけれど、今年は友達が栃木の小山で結婚式を挙げるので、28日から30日まで出かけてきました。栃木といえばブログ友達のshojiさん、前回北海道へ釣りに来た際は地元の空港で会えたのだけれどお酒を飲む事が出来ず心残りだったのですが、今回せっかく行くのだからと1日早く出発して宇都宮の夜を堪能して参りました。羽田に降りて普段なら渋谷方向に行く事ばかりだから京急で品川というのがパターンなのですが、今回は東京駅発の新幹線ですので実に6年振りくらいになるモノレールを使って浜松町まで移動です。羽田のモノレール乗り場へ行くと山手線内も含めて500円というキップがある事もビックリだったけれど、なーんと羽田と浜松町間がノンストップの便が出ている事にもビックリ、、、。これはすごい!と言う事であっと言う間に浜松町に到着、東京駅に到着してshojiさんオススメのMaxやまびこまで時間があったので目についた回転寿司屋で昼食、ビールを注文したら周りの出張ビジネスマン達もつられてビールを注文、まあ、明日は休みだしいいかという雰囲気:-) で、Maxやまびこの2階席に乗って移動、うとうとしているとあっと言う間に宇都宮です。

で、仕事が終わったshojiさんと合流、いつも行かれるおばんざい屋さんで美味しいものを沢山食べ、栃木の日本酒もいただき、その後あの例のバーへ連れて行って下さいました。いやあ、日本酒が効いたのか、バーでは全然お酒が進まなかった、、、。でもいろいろshojiさんと話が出来て本当に楽しかったです。今の日本はこうだからダメだという熱い話やら、ブログでは出来ない話(と書くと変に思われるかも知れないけど、まあ、ブログというのはコメントを付ける事が出来ても当然ながらリアルタイムで進まないので、実際に会って話すという行為そのもの)をしたり、昔の話をしたりと、本当に楽しい時間でした。特に大きなゲジゲジ(だったかな)の話は本当に爆笑してしまった:-) で、shojiさんと話していて誰かに似てるなあと思っていたのですが、昔の僕の友達に似ていらっしゃるので僕も話しやすかったのかも知れません。もちろんそれ以前にこうしてBlogを通じて友達なので気があうところはあるのだけれど、それ以上に何か僕はリラックスムードで話す事が出来ました。本当にありがとうございました!でも気がついたらshojiさんと1枚も写真を撮ってなかった、、、:-)

2008-04-21

賛否両論はあるだろうけれど。[僕は変わろうと思う]

ここ最近ずっとCSの「ディスカバリー・チャンネル」や「ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル」にハマってて、なかなかWOWOWを観る機会がなくなってしまっていたのだけれど、昨日久しぶりに観たいと思う映画があったのでチャンネルをWOWOWに合わせてみました。観たのは『不都合な真実(An Inconvenient Truth)』、アメリカ元副大統領のアル・ゴアさんが行っている地球温暖化に関するスライド講演がベースになってて、そこに映像が加えられて作られた長編ドキュメンタリー。第79回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞し、その後アル・ゴアさんはノーベル平和賞を授与しています。この映画で描かれている(と言うか事実として紹介されている)出来事を僕は100%事実であるという見方はしなかったのだけれど(いくつか事実だと紹介されている部分に間違いもある)、それでも僕はものすごく感心しながら観ていました。まずは当然の事ながら今まで自分が知らなかった地球の現状とそこにある危機、きっと誰もが(まあ、まともな常識的な人という意味で)この映画を観れば何かしなければいけないという気持ちを持たせてくれて、そして実際いくつか小さくても何か行動に移れるようになるのではないのでしょうか。少なくても僕はそう思ったし、自分の生活の中で出来ていなかった事を出来るようにしようと思わせてくれました。確かにこれはゴアさんの政治的コマーシャルのように感じられた部分もあったし、マイケル・ムーア作品のように話を進行させる人物が登場する事でドキュメンタリーがストーリー性を含み、純粋な意味での現実描写とは少しかけ離れてしまうのだけれど、でも、まあ、こういう方がわかりやすいといえばわかりやすいし、メッセージだって確かに伝わりやすい。この映画には絶望と希望があって、実際の地球の危機的状況を観ながらどうしたらいいんだろうというハラハラ感もあって、その後きちんと解決策が提案されており観ている人を安心させるという、そんなプロットの流れにもなっている。なぜこういう流れなのか考えてみたのだけれど、きっとこれはゴアさんの非常に優れた話法にあるんでしょうね。映画の大部分でゴアさんは自分の講演を聴きに来た人たちに向けて話しており、その優れた話法の流れで映画が作ってある。だから映画になっても人の関心を引きつけやすいし、これはもう優れた政治家だからこそ出来る事なのではないのでしょうか。映画の最後に身近な事で地球温暖化対策する方法が紹介されていますので、ぜひぜひ映画をまだ観ていない人はもちろん、既に観た人も再度観て温暖化を防いでほしいと心から僕は願っています。

と、言う事で今日はオフだったのですが、近所の大型電器店に買い物に行った際、普段ならクルマで行くところを天気もよかった事だし夫婦でぶらぶらと歩きながら行ってきました。レジ袋も必要のないようにバッグを背負って出掛けて買ったものを詰めたものの、その後夕方に靴を修理してもらおうとイトーヨーカドーの中にある修理店へ行った際には、修理だけで買い物する気がなかったせいもあり、すっかりショッピングバッグを持つのを忘れてしまいました。結局そういえば買い物しなくちゃと思い出して、いつものレジ袋を利用してしまった、、、。普段から心がけてないとダメですね、、、。よくコンビニでひとつやふたつ商品を買った時にはレジ袋を断る事が多々あって、他の人を見ていると同じように断っている場合があるけど、食料品のようにたくさんのものを買う時はまだまだみんなレジ袋を利用している事がほとんどのようです。レジ袋有料化が今後進みそうですが、有料化されたからショッピングバッグを持つのではなく、普段からいろんな心がけをして生活できたらいいなあ。それに出張、通勤、私用で1年間に3万キロはクルマで走るんだからハイブリッドにしようかなあ。いや、それこそ北海道は交通事情的にもドイツと似ているから(停車と発進を繰り返す事が少ないためにハイブリッドよりも)ディーゼルの方がいいのか。

2008-04-11

白い歯っていいな。[あの頃まだ独身でした]

2、3日前から差し歯である前歯がグラグラしていました。乳歯が抜けるような何だかくすぐったい感じです。マズいかなあと思っていると昨日見事に抜けてしまい、これはすぐに治さなくちゃと思って以前通っていた歯医者さんに電話したのですが、いちばん早い空き時間でも翌日の午前中という事。仕方がないので不安定なまま差し込んでおき、引っ張らなければ抜けないので何とか1日過ごして今日やっと歯医者さんに行って来ました。よく考えたら本来あちこち治さなくちゃいけない部分を抱えたまま気がつけば6年!そもそも前回歯医者さんに通った時に入れたのが昨日抜けた差し歯、まだ僕は独身でした:-) ううむ、そんなに通ってなかったのか。6年の間に設備も当然進化したようで各ブースに元々あったレントゲン等の小さな映像モニター(待ち時間中は映画が映っている)も液晶になっていました。ちなみに今日の映画は『ハリーポッター』です。で、事情を説明し、抜けた差し歯が寿命で新しい差し歯を作らなくちゃいけないとしても今日はとにかく仮歯として入れて欲しいと告げ(ここが重要)、とりあえずレントゲンを撮ってみるときれいに抜けたみたいなので、このまま入れ直すという事です。例のキーンという音と共に土台をキレイにし、それからしっかりと入れ直してもらいました。うん、もうグラグラしない。無事に終了。で、受付の横にホワイトニングのポスターが貼ってあったので会計の時に費用を聞いてみると初回は1回30分ほどの照射に2週間で2回行って2万5千円、やっぱりそれぐらいかかるのか。新庄さんほどピカピカにならなくてもいいから、もう少し白くしたいなあ。ところで昨日から今朝は抜け落ちる状態で一晩越したのですが、さすがに差し歯は外して---大切にしまって---起きたら再度入れました:-) だって飲み込んじゃったら困るからね。

2008-04-10

『広告批評』が休刊へ。[メジャーなマイナー誌なんだけど]

今朝FMから流れて来るニュースを聞いてちょっとビックリ、雑誌『広告批評』が来年の4月号で休刊しちゃうらしいですね。詳しい記事を読んでみると天野さん曰く「部数の減少や赤字による休刊ではなく、広告がマスメディア一辺倒の時代からウェブとの連携に進む中、一区切りつける時期と考えた」(要約)という事なのですが、天野さんが言っている「ウェブとの連携に進む中、」の後の言葉を詳しく聞いてみたいものですけど、ウェブにおける広告と従来の広告って雲泥の差があるほどモノが違うと僕は思うんですよ。そもそも広告の存在というのはメインの媒体に付随して関係している存在であり(例えばTV番組とTVCM、新聞と掲載広告のように)、ウェブにおける広告の存在が広告の全体数の中でかなりの部分を占めてきたのは事実である一方、今まで『広告批評』が記事として取り上げてきた事は何の関係もないように思えるんだけれどなあ。ましては『広告批評』が行ってきたという事というのは広告をメディアの付随として考えず、「媒体あってこそという関係」とは独立したものだとも考えられるし、でもひょっとするとそういう事ではなくて天野さんの先見は別のところにあるのかも知れない。それこそ一区切りなのかも知れません。僕は今の業界に入る前ちょっと広告の仕事をしていた時期があって、それこそ『広告批評』といえば当時はもちろん今でも開くとなぜかワクワクすると同時にうらやましい世界がそこには広がっていたように思えるものです。雑誌と考えればこれほどメジャーなマイナー誌はない訳ですが、こういう類いの雑誌というのがなくなるというのは痛い上、魅力があるのに消えて行くというのは非常に残念。