2009-12-31

2009年を振り返る。[今年もお世話になりました]

今年最後のアップ、1年間ご愛読ありがとうございました。皆さんにとってどんな1年でしたでしょうか? 僕としては宙に浮かんだ年というイメージがなんとなくあって、足が地に付いてないような感じがしました。一言で言えば落ち着かない感じがいつもあったような、まあ、仕事で重要なポジションについた事に由来するのかな。それでも家庭は平穏でレイラがすくすくと成長してくれたので、本当によかったなと思います。僕の保育園のボランティア活動も軌道に乗りつつあるし、来年はもっといろいろ出来ればいいなあと願ってますが、娘も来年4月から年長さんで、本当に時間が流れるのが早い、、、。あ、あと今年は十数年振りに高校の時の友達と会って飲んだりできたのも楽しかったし、そう考えると落ち着かない年ではあったけれど、決して一概に悪い年だとは言えないのでしょう。

いろいろ今年1年を振り返ってみると、今年は非常に音楽のハズレ年だったように思えます。例年に比べてこれはイイと思えた事が少なく、でもこれは僕があまり音楽に接してなかった事に尽きるような。来年はもう少しいろいろ掘り下げてみたり、いろんな音楽に触れられるようにしたいと感じてますが、こればっかりは運だからね。

しかしながら映画はCSでよく観ました。繰り返し観るものが相変わらず多かったけれど、今年観た映画の中で心に残ったものは多く、並べてみると『潜水服は蝶の夢を見る(Le scaphandre et le papillon)』、『マイティ・ハート/愛と絆(A Mighty Heart)』、『美しい人(Nine Lives)』、『モーターサイクル・ダイアリーズ(Diarios de motocicleta)』、『シッコ(SiCKO)』、『ノーカントリー(No Country For Old Men)』、『告発のとき(In the Valley of Elah)』、『バンテージ・ポイント(Vantage Point)』がおもしろかった。特に『ノーカントリー』、『告発のとき』と『バンテージ・ポイント』がよかったかな。そういえば今年はレイラの映画館デビューの年だったけれど、戦隊ヒーローやアニメじゃないものを早く一緒に観に行けるようになったらいいな:-)

そして何と言っても今年自分の生活を変えたのはiPhoneですね。iPhoneがあるのとないのとでは生活が全然違うし、MacBookと手帳がなくても出張に出られるようになっただけで革新的な進化のような。でもDoCoMoとiPhoneの2台を持っているのはアナログなような気もするけど、逆に言えばそれほど「単なる携帯電話」と「iPhone」が別物であるからこそなんじゃないのかなとも思ったり。あとTwitterも始めてみたけど、何と言うか、何がおもしろいのかよくわからないままやってる感がいい(笑)この緩い感じがミソなのかも。

2010年が皆様にとって健康にも恵まれた良い年になりますように。
1と0の世界と通してそう願っております。

最後にmilestone。R.I.P.

Claude Berri 1月12日
John Updike 1月27日
Hank Crawford 1月29日
Maurice Jarre 3月29日
忌野清志郎 5月2日
David Carradine 6月3日
Farrah Fawcett 6月25日
Michael Jackson 6月25日
Walter Cronkite 7月17日
Les Paul 8月13日
Mary Travers 9月16日

2009-12-29

ついに目撃!![ラッキーヱビスと同じくらいの確率?]

うちの奥さんから「初めて見た!!」と画像付きでメールが。見たらなーんと「金のエンゼル」です、、、。自宅のお隣さんから娘がチョコボールを頂いたようで、娘が開けて放置してあったのを何気なくうちの奥さんが見たら「くちばし」部分が既に切られており、娘はこの希少価値も知らず「きれいだったから」という理由で大切にキープしていたらしい:-) うちの奥さんは子どもの頃ずっとこの金のエンゼルを探し求めてたらしく、その夢を娘が達成する事が出来たと思うと何か深いものがある:-) でも確かに僕も初めて見たし回りにも見た事がある人は居ない上、ついに見たよと言うとみんな驚くので、まあ、相当めずらしいのでしょう。銀のエンゼル5枚分の価値に値する訳ですが、でも銀のエンゼルだって見る事も少ない。と言うより、これはもう、チョコボールってある程度の年齢を過ぎたら食べなくなるから見かける機会もなくなるし、ね、、、。ちなみにうちの弟は執念で銀のエンゼルを5枚集めたようで、それもスゴい。でも金のエンゼルって交換するのがもったいない気も、、、キャビネットの中にしまってあるラッキーヱビスと一緒に保管しておこうかな:-) 来年はいい事あるかも知れない。

2009-12-25

レイラ画伯による大傑作。[Singin'in da rain]

クリスマスの今日、自宅に戻るとリビングのテーブルの上にこんなタッチの絵が。レイラが描いたのはわかるけれど、すごいタッチ!人々が踊っているように見えるし、まるでキース・へリングのようで、ひょっとすると我が5歳の娘はものすごい才能があるのかと思った。
が、しかし、、、



















実は裏に透けたこんなチラシの文字をなぞっただけでした(笑)びっくりした:-)






そんな話だけではナンなので、最近お気に入りで繰り返し観ている2005年製作のVolkswagen Golf GTIのTVCF。あの『雨に唄えば(Singing in the Rain)』のGene Kellyが雨の中で踊る名シーンを使ってるんだけれど、よく作ったなあと感心する。とてもVWらしい。

2009-12-23

日本酒、いただきました。[冬物語がない冬]

今年の4月に亡くなった叔母の旦那さん(つまり叔父さん)が年末という事で、こんなお酒を持って来てくれました。八海山の「八海山 しぼりたて原酒 越後で候」というお酒でして、今月1日に出来たばかりのものです。叔父はさっさと飲んでしまった方が美味しく飲めるよというので、年末続くイベントやお正月を待たずに開けて味見。うん、美味しい。年始年末は日本酒を飲む機会が増えますが、今年はこれをちびちび飲んで過ごす事にします、と言ってもあっと言う間になくなりそうだけれど、、、。

ところで今年は復刻版のサッポロビールを出したせいなのか、冬物語が発売されないみたいで少し悲しい、、、。毎年あれを飲むと冬なんだなあと思ってたけど、なんだか秋からいきなりクリスマスになったような感覚。ぜひ来年こそ出して欲しいところです。

2009-12-21

やっとシーズン7![年末恒例、『24』デイズがスタート]


さて、いよいよ『24 シーズン7』のBOXセットが到着、これから24時間たっぷりBauer三昧の日々が始まります。例年だと発売日が12月頃で発売と同時に購入して観始めるのが恒例になってる一方、今年はすっかり忘れてて少し遅れての購入となりました。とりあえず最初の1時間だけ観たけれど、まだスピードが加速し始めたくらいで波に乗ってないというところかな、いつものような1エピソードが終わった後の「ええーっ、次はどうなるの???」感が訪れていません。まあ、まだ最初だからね。Kieferの契約が最後となっているシーズン8の予告が既にアメリカにおいてリリースされているようですが、あと少なくても47時間はたっぷり『24』が残っていると思うと楽しみで仕方がない:-) 同じように『24』ファンの知り合いと話していると意外と他のFOX系アクションドラマを観ている人も多いようで、『プリズン・ブレイク』どうして観ないの?と訊かれたりしますが、まあ、何となく。CSのFOXチャンネルでもやってるけれど、何ていうか、きっかけがないというところなのかも。

2009-12-20

毎年恒例だったような白鳥に餌やり。[寒かった、、、]

天気のよかった日曜日、娘とドライブしながら白鳥が飛来するところまで行って餌をあげてきました。観光地にもなっているのでパンの耳が紙袋に入って売られており、一袋100円。レイラは3袋もあげてました。天気がいいと言っても風は冷たいし、今年は雪が少ないけれど気温は低いです。途中で曇ってきたのでずいぶん寒くなり、がっちり着てるレイラはいいけど、パパは凍えるかと思った、、、。

白鳥よりも地上に上がっている鳥達に餌を上げる方がおもしろいらしく、そっちの方にたくさんあげたような:-) でもカモメもいて、彼らはホバリングするように近くまで飛んで来て餌を投げてくれるような視線で見てきます。宙にパンの耳を投げると見事にキャッチするのが楽しく、レイラはゲームみたーいと楽しんでました。しかし寒かった、、、。

2009-12-14

Kindle、入れてみました。[でも違和感というか抵抗感とか]

話題のアマゾンのKindle、iPhone向けのアプリケーションがリリースされたのでダウンロードしてみました。早速どんなものなのか見てみようと思ったらamazon.co.jpのアカウントではログインでは入れず、仕方がないのでamazon.comのアカウントを作成してログインしてみたけれど、まだやっぱり本の種類が少ないようで読みたい本がないので実際には購入していません。でもiPhoneで本を読むのは肩がコリそうな予感、、、。

先日NHK-BSだったかニュースを見ていたらKindleがアメリカで爆発的な売れ行きを見せてて、大学や高校の生徒も授業で使う本をKindleで読んでいるとの事。確かにアメリカの大学に行くと教科書の高さに驚くというか、揃えるとすごい金額になってしまうので中古で探したりした記憶があって、あまりにも高い教科書の場合だと友達と一冊だけ買って別々の時間にクラスを取ったりもしたっけ:-) 日本の教科書の価格はわからないけど、向こうのは一冊平均40ドルくらいだったと思うので、5教科取ると200ドルくらいあっと言う間だったような。確かにKindleを使えば初期投資は高い一方、安く済む事でしょう。

えーと、食わず嫌いだと思うけど、どうもやっぱり電子書籍というのに抵抗が、、、。以前村上春樹さんがエッセイで音楽までデジタルにするに抵抗があるからiPod等MP3プレイヤーを使う気になれないと言ってたけど、まさしくそういう事だと思う。結果的に書いてある事は一緒だし何も違わないのはわかる、でも僕はやっぱり紙の感覚があった方がいいなあ。こういうのは非常に偏狭的だと言われればそれは確かなのかも知れないけれど、まあ、好みとして、ね。紙のデジタル化が進む事は決して悪い事だとも思わない一方、しかしながらもしボストンシンフォやウィーンフィルの譜面台に電子楽譜が並んでいる光景が今後生まれるとすれば、どうもそれは何か気持ち悪い気がする。

2009-12-13

発表会![いつもカメラ目線]

土曜日はレイラの保育園の発表会、出番は3つほどあった彼女です。お遊戯、唄、あと劇の3つで大忙し。僕は黒子的なお手伝いがあったので客席で座ってる事なく舞台裏などでバタバタしていたけど、でもこうやって舞台の袖から撮影できるメリットも。きちんと僕が写す時には言ったからという訳でもなくカメラ目線で2本のフラフープを回すレイラ:-) サーカス団という遊戯だったのでウサギの衣装な訳ですが、この後で同様の格好をした同じクラスの女の子と文明堂のカステラ(例の「カステラ1番、電話は2番〜」っていうやつね)を踊ったけど、ダンスが大好きなレイラの振り付けは完璧:-) 最近あまりあのTVCMは観ないから、彼女はこれが何なのか当初よくわかってないようだったけど、YouTubeでアップされてるいくつかのCMを観て納得した様子。フラフープも大得意なレイラです。


続いては劇、クラスの女の子10人全員がお姫様役やりたいと立候補した中、ジャンケンで役を勝ち取った娘:-) あ、左側ですね。


倒れ込んでもカメラ目線のレイラ:-) ちなみに父母の会の中で作るお父さん達のボランティア団体でも出し物をやりたかったけど、皆さんシャイらしく出来なかった。おやじダンサーズやりたかったのに:-)

2009-12-10

一言に一発屋と言うものの。[Lalaの日本参入を期待]



2曲目以降は鳴かず飛ばず、ビルボードが「一発屋」ランク発表

米ヒットチャートを集計するビルボードが、1曲目は大ヒットしたものの2曲目が鳴かず飛ばずの「一発屋」ランクを発表した。堂々の1位は、人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」のテーマ曲が大ヒットした、ダニエル・パウターだった。

ビルボードは、シングル人気チャート「Billboard Hot 100」の上位10位以内に入った後、10年間にわたって同25位以内に入らなかったアーティストを選出。1曲目と2曲目の差が大きなアーティストを上位とした。

ダニエル・パウターは「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌(Bad Day)」がアメリカン・アイドルのシーズン5でエンディング・テーマに選ばれ、2006年米国で最もヒットした曲となった。しかし、ダニエル・パウターの曲はこの後、ベスト100にも入らなかった。

次いで2位は、「Lean Back」の後、ヒット曲が出ていないTerror Squad。以下、3位がクレイジー・タウン(曲:Butterfly)、4位ミムズ(曲:This Is Why I'm Hot)、5位D4L(曲:Laffy Taffy)だった。

シングル曲「ユア・ビューティフル 」が大ヒットし、デビューアルバム「バック・トゥ・ベッドラム」も売れたものの、2曲目が最高でチャート66位で終わった英国のジェイムス・ブラントが6位だった。

CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200912100020.html



記事を読んでなるほどと思ってしまった:-) Daniel PowterもJames BrantもiPodの中に入ってるなあ、、、。確かにヒットしたナンバーは悪くはないんだけれど、他のものは何とも言えないところもある、でもこれはプロデューサーや本人以外の部分の力量も強いのかな、、、。しかしながら両者については名前も知れてるしツアーも成功したという部分もあって、そういう部分も含めると単純な「一発屋」と呼べるかどうか疑問に思ったり。実際このビルボードの一発屋ランクは40位まで発表されてて、2000年代という事もあって当時はよくFM等で流してても今は忘れてるような方々の姿がランクの中でお目見えされており、R.Kellyと一緒に"Hotel"をリリースしたCassidyやS Club 7の"Never Had a Dream Come True"なんて懐かしいなと思いながらランクを見てました。興味がある方はぜひ→ 「Billboard Best of 2000s One-Hit-Wonders

ところで先日Appleが音楽配信のLalaを買収したというニュースが報じられましたが、これ、ぜひ日本でも聴けるようにならないかなあと思ってます。曲をプレイしようとすると日本からはまだ聴けないようで、「海外ユーザーが利用可能になるまですぐです」とアナウンスが数カ国後で流れるだけ。期待しておりますので、ぜひ日本でも!

2009-12-09

娘のTVの好み。[いちばん観せたくない番組とは…]

火曜日の夕方からレイラが風邪でダウン、と言う事で今日はちょうど僕も休みだったのでふたりでTVを観たり、元気になってきたらかくれんぼをしたりして過ごしました。ディズニーチャンネルを観ていると『フルハウス(Full House)』がやってて、レイラが「あー、これ観る」と言って2エピソードくらい観たのかな、どうもレイラのお気に入りのようです。セリフも簡単だしストーリーもわかりやすいし、ね。時々大笑いして観てるので相当お気に入りのようで、僕も観てて、まあ、おもしろいなと思う。と、言うか、もちろん以前も観た事があるけれど、今やっとおもしろさがわかってきたような感じ:-) 特別ストーリーがツイストする訳でもなく、サザエさん的な日常の笑いであって奥の深さだとかそういうものはない訳で、この辺りが5歳の子どもにも簡単に受け入れられるのでは。

そもそもレイラはドラマがどういう訳か好きで、普通の地上波でドラマが放送されていたりすると真剣な顔で観てたり。それでもまだまだ限られた彼女の知識の中でどのように理解して楽しんでいるのか不思議。もちろん観せたくない番組もあるわけだけど、何と言ってもいちばん娘に観せたくないのは悲しい話題に溢れたニュース番組だったりする、、、。「何があったのー?」と訊いてくる事もあるけど、子どもが無惨に殺されたりしているニュースはとても説明できない。将来絶対理解すべき事、でも今はまだ、ね、、、。

2009-12-07

iPhone仲間が増えてきた。[Mさん、ゆっくり眠ってね]

料理も積極的に手伝ってくれるレイラ、基本的な料理のノウハウを知っているだけでいろいろ出来るようになれると思うので、これからもぜひやって欲しいと思います。ちなみにこれは最近の僕のiPhone(NoriPhone)の壁紙に使用中、おそらく年賀状にも流用する予定:-) ところでiPhoneと言えば先週の土曜日は同業者で作る団体の役員忘年会だったのですが、僕が8月にiPhoneを使い始めて同じ役員の方が欲しいなあと言ったその翌月には彼も購入。そして今回の役員忘年会で他の方々がいろいろ興味を持ち、更に3人が購入を決意!僕の後に買った方がPR上手で聴いていて既に持っている僕までが買いたくなるくらいです:-) みんなそれぞれ忙しいのでこういうスマートフォンは非常に魅力的に感じるらしい。確かに今はまだ僕は出張にこうして(今、出張先なんです)MacBookを持っているけれど、実際もうNoriPhoneだけでいいかなあという感じ。と言うわけで、同業者の団体の役員みんなで"Bump"したいところです。


今まだ出張中と書きましたが、今回はどうも人の不幸な話をよく聴く事となりました。まずやはり同じ同業者の団体の役員の方の奥さんが8月の交通事故に遭われ、一時は死んでしまうかと思ったとの事。何とか今は元気になりつつあるようですが、今度はまだ小さいお子さんがそのストレスで病気になったり、本当にここ数年彼の家庭ではあまり良い事がないので、これからの彼の人生が幸に満ちているものになりますように、、、。

で、もうひとつびっくりしたのは、去年うちの取引先を退社してしまったMさんが今年の春に亡くなっていた事を知って、これはさすがに驚いた、、、。Mさんは僕がこの団体に入る時に参加した新人向けのセミナーで大変お世話になり、その後Mさんと会ったら気功を勉強していると肩こりを気で治してもらったものの、気が身体から抜けずのぼせてしまったという不思議な体験をさせてくれた人です。昔はボクサーだっただけあってデカい身体をされてて手もゴツいのに絵が非常に上手で、最期にあった時も絵をハガキに描いてくれていただいたのですが、退社されてから関係のあった方とは全く連絡を取らず、今回Mさんの不幸を教えてくれた方が唯一仲がよくて知る事が出来たものの、まだ五十代なのに本当に残念です、、、。東洋医学の知識もたくさんMさんから学んで非常に役立つ事が多かったので、僕は関係する業界に戻って来てくれたらいいなあと思っていたのに。

先日観ていた映画だったか、『ER』だったか、「人は必ず死ぬし、いつどこでどうしての差だけだ」というセリフが出て来た事を思い出したけれど、まあ、確かにその通りではあるものの、やっぱり単純にそう考えるのは難しいですよね。家族やら友人やらMさんのように仕事で繋がっている方に不幸がある度、僕は「死は生の対極ではなく、生の一部である」という村上春樹さんの言葉を思い出すし、個人が成し遂げられなかった事を考えると無念な気持ちでいっぱいになります。そういうのはこちらの勝手な期待と感情なんだけれど、ね。Mさん、科学的ではない不思議な東洋医学の事をいっぱい教えてくれてありがとう。心からご冥福をお祈り致します。そっちでスパークリングしたり、絵を描いたり、大好きなお酒をたくさん飲んで下さい。

2009-12-04

あの頃、ボビってはいなかったけれど。[Back in Time]

今年の流行語大賞も発表されたし、それにちょっと絡んだ昔の流行の話。Twitterでもつぶやいてみたけれど、先日職場で普段流してるUsenのチャンネルとは別なPOPのチャンネルを仕事しながら聴いているといろいろ懐かしいものが。で、Bobby Brownの"Humpin' Around"が流れてきました。1992年にその"Humpin' Around"がヒットしてPanasonicだったかSONYだかのラジカセのTVCMに使われたり、ちょうどその頃あのWhitney Houstonと結婚したり、画像の"BOBBY"のロゴ入り帽子も少しだけ流行ったりして、まあ、当時は人気で話題の人だった訳です。確か夜中にやってる海外ヒットチャートを紹介する地上波の番組(だいたい当時は民放に加えてBSが3チャンネルくらいしかなかった)、Bobbyのファッション、雰囲気、ダンスをする人の事を「ボビる」と言ってたのをふと思い出し、何となくGoogle先生にお訊きしてみると一応「ボビる」とは出て来るものの、あのタレントのボビーのような発言をする事的な意味で現在では使われているようでした。みんな「ボビる」事を忘れてしまったようです。それに「ボビる」は決して流行した言葉でもなければ、先に述べたように確かにBobby Brownスタイルを意味しても実際にボビってた人は少なかったし、ね、、、。僕も別にBobby Brownが特別好きで決してボビっていた訳ではないけれど、ふと思い出したって話でした。それにしても懐かしいな。もう17年も前の話なのか。UB40とか、Snowとか、みんなどこへ行ってしまったのだろう。

2009-12-03

ヘプバーンの最期の映画。[『オールウェイズ』を観る方法]

ずいぶん昔観たなあと思いながら久々に観たのは『オールウェイズ(Always)』。名作ではあるんだけれどストーリー展開が少し強引な感じがB級っぽい雰囲気を醸し出していて、どこか素晴らしいと言いきれないところがあるような。出ている役者はみんな素晴らしい割に何だかなあという感じ。で、あーそうだった!と観ていて思い出したのは実を言うとオードリー・ヘプバーンの遺作だと言う事でして、彼女はちょうど60歳でこれを最期に引退して3年後に亡くなってしまう。しかしよく考えてみたらスクリーンに登場する事はこれ以上もうないと言いきって亡くなるというのは、ファンにとってショックが少ないんじゃないのかなと思ったり。高齢であろうとなかろうと突然好きな役者が亡くなって新作が観られなくなるというのは辛過ぎるし、そう思って観ているとこの映画はスピルバーグからヘプバーンに捧げるメッセージのようにも思えて来る。

オードリー・ヘプバーンが亡くなった1993年というのは僕がいちばん夢中になって映画を観ていた観ていた頃でして、彼女の訃報がTVのニュースで伝えられた時の事を今でも覚えている。マイルズ・デイヴィスの訃報も同じくらい印象強く記憶に残っているけれど、ヘプバーンの場合はひとつの時代が本当に終わったんだなあとしみじみ思ったんですよね。この『オールウェイズ』における天使という役柄も晩年の彼女らしさがよく出てていいし、彼女の最期の映画らしいといえばそうなるんじゃないのかなあ。そんな訳で『オールウェイズ』は最期のヘプバーンを観るための映画という事で:-)