2010-01-31

これはおもしろくない。[サリンジャー、死去]

1月最後に観た映画、『ウォンテッド(Wanted)』。これは、、、期待した僕が間違ってた、、、。いやあ、駄作です:-) Angelina JolieとMorgan Freemanが出ている時点でいいと思うでしょ? それが違ってた、、、。映画の感じとしては、スターウォーズとベスト・キッドとマトリックスを混ぜた感じというところ。もうこの映画については多く語る部分がないんだけれど、ちょっとネタバレを書きますので観ていない方は下へどうぞ。めずらしくこの映画ではアンジーもMorgan Freemanも殺されます。ふたりとも映画で死ぬ役というのは滅多にないと思うし、彼らが出ている映画の中で僕が観た数少ないものの中でも死ぬのはふたりとも初めてだと思う。そこがめずらしいねというだけの感想しかない:-)



『ライ麦畑でつかまえて』のサリンジャー氏、91歳で死去

(CNN) 1951年に出版されたロングセラー小説「ライ麦畑でつかまえて」で知られる米作家、J・D・サリンジャー氏が27日、老衰で死去した。91歳だった。遺族が同氏の代理人を通して発表した。

発表によると、同氏は昨年5月に腰を骨折したが、その後の健康状態は非常に良好だった。年明けから急に衰弱していたものの、苦しむことなく死を迎えたという。プライバシーを主張した生前の姿勢を尊重し、葬儀は予定されていない。

サリンジャー氏は1919年1月1日、裕福な食肉輸入業者の息子としてニューヨーク市内で生まれた。ペンシルベニア州の陸軍学校を卒業後、3カ所の大学で 学び、42年に米軍に入隊。第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦にも参加したが、精神に異常をきたし、軍病院に入院した。

40年から執筆活動を始め、短編小説を中心に30余りの作品を発表。これらは米誌ニューヨーカーなどに掲載されたほか、「ナイン・ストーリー ズ」(53年)などの短編集にまとめられた。長編の代表作「ライ麦畑でつかまえて」は若者らから熱狂的な支持を獲得。「フラニーとゾーイ」(61年)をは じめ、「グラース家」という一家を描いた連作を相次いで発表したが、65年を最後に沈黙していた。

公の場で発言することはまれで、プライバシーにこだわり、伝記作家らを相手取って訴訟を起こしたこともある。生涯で3人の女性と結婚し、2人目の妻との間に息子と娘がいる。

CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN201001290002.html
僕はずっとサリンジャーは既に死んでいるのだと思っていた。つまり、報道される事なくひっそりと葬られ、その後しばらく時間が経ってから報じられるかと思っていたのだ。でもこうして死去した直後に報道されたのを聞いて僕はちょっと驚いた。たぶん報道される事は本人は好んでなかったのではないのだろうかと思う。そして有名過ぎる(そして数奇とも言える運命を辿る)『ライ麦畑でつかまえて』に関して僕は書くべき事はなく、ただただサリンジャーの冥福を祈るのみである。しかし昨年のアップダイクや、先日のパーカーや、作家が多くなくなるなあ、、、。

2010-01-28

意外なアノ人が第1位に。[商品化への道は厳しい]

クリント・イーストウッド、アメリカで最も人気の映画スター第1位に
[シネマトゥデイ映画ニュース] クリント・イーストウッドが、2009年の「アメリカで最も人気のスター」ランキングで第1位に輝いた。調査会社 ハリスが行ったオンライン投票で、現在79歳のイーストウッドは、第2位のジョニー・デップ、第3位のデンゼル・ワシントンら40代、50代の人気スター たちを押さえ、堂々の第1位となった。

 女優の中でトップとなったのは、「最も稼げるハリウッド俳優」にも選ばれたサンドラ・ブロックで、第4位にランクイン。サンドラはゴールデン・グ ローブ賞も受賞し、オスカーへの期待も大きいだけに、2009年は素晴らしい年となったよう。そのほか、第5位にトム・ハンクス、第6位にジョージ・ク ルーニー、第7位にジョン・ウェイン、第8位にメリル・ストリープ、第9位はモーガン・フリーマン、そして第10位はジュリア・ロバーツというラインアッ プ。10位以内に選ばれた俳優たちはいずれも40歳以上で、俳優たちの人気に若さは関係ないようだ。

クリント・イーストウッド、アメリカで最も人気の映画スター第1位に - シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/page/N0022095

ちょっとびっくりしたと言うか、この記事を読んだ時にBlogに書こうと思って、後日記事を探す時に「あれ?あのニュースはひょっとして夢だったっけ?」と思ったほど意外なニュース:-) ここ最近は監督業に徹している彼ですが、先日観た『チェンジリング(Changeling)』も彼の作品だし、やっぱり『グラン・トリノ(Gran Trino)』の影響も大きいのでしょうか。若い頃のEastwoodは好きじゃないという人はいるかも知れない一方、ここ数年の彼を嫌う人は極めて少ないようにも思えます。僕は両方好きだけれど、ちょっとB級がかったアクション映画に出る彼のワイルドな雰囲気が好きで、言うまでもなく『ダーティ・ハリー』シリーズはもちろん、『ガントレット(The Gauntlet)』の彼がいちばん好きかも知れない。それなりにひねりもあるし、アクションシーンを前に出したB級的雰囲気が何とも言えないところがある。しかし上のバイクにまたがった荒い雰囲気の男、そして女という画像はまさしくB級の匂いが:-) 現在79歳という事ですが、もう派手なアクションは似合わなくても味のあって鉄の筋が通った頑固な役をもっと演じて欲しいところです。



B級繋がりとも言える話をもうひとつ。うちの奥さんの職場には時々パン屋さんが売りに来て、チーズが入った食パンが美味しいので買って来るんだけれど、先日の夕食時に何となくキムチが食べたくなって食べていたら、ひょっとしてチーズパンにキムチを挟んで食べると美味しいのではないのかと思ってやってみました。いや、これは大変なものを発見してしまった:-) チーズとキムチの組み合わせが美味しくて、画像のように薄めにスライスしたチーズパンに挟んだものを3つも食べてしまい、「キムチーズパン」として発売できないかなと思うほど美味しい。旧欧州の植民地だったアジアの国々で食べられそうなスパイシーなサンドイッチという感じ、だけど、まあ、こういうのは好みだからね、、、。しかしながら残念な事に食べたその夜、どうもお腹の調子が悪くなってしまって、商品化するにおいてもう少し改良が必要なのかも知れない。いや、単なる食べ過ぎですね、、、。

2010-01-22

寒い夜に観た映画。[おもしろそうのまま観終わった]

うちの奥さんが会社の飲み会へ行っている間、娘と遊びながらチラチラWOWOWで観たのは『ザ・クリーナー 消された殺人(Cleaner)』、Samuel L. Jackson主演の映画って久しぶりに観たような。彼の役柄は昔警官で今は殺人現場の清掃をする仕事をしていて、依頼主が架空の人物である事がわかり、警察組織の汚職にも関わってきて、というような内容。元同僚の役にEd Harrisが出てるんだけれど、ふたりとも役柄ぴったりで、出来ればゆっくり観たい映画でした。まあ、たぶん僕の事だからいつか繰り返し観るんだろうと思うけれど:-) そんな訳でゆっくり観ていないせいか、どうもすっきりしない感じが拭いきれず、本編を観たのにも関わらず「おもしろそう」という感じでした。もう少し展開が早いと違うのかな。


今日は朝から冷え込んで、帰る頃にはこんな気温になってました。自宅の周りまで来ると5℃ほど温かい(と言うか寒くない?)けれど、でもさすがに今夜は寒かった、、、。最近はシフトの都合で朝早く自宅を出て出勤する事も少ないせいか、久しぶりにこんな気温を見たような。あと1ヶ月半のガマン、ガマン、、、。

2010-01-20

ファーストネームがない男。[Parkerの死に思う世の中]

Robert B. Parker(ロバート・B・パーカー)が死んだ。残念な事にハードボイルド小説の死でもあるんじゃないのかなとも思う。ハードボイルド小説と言えばChandlerであるとは思うけれど、ParkerのスペンサーシリーズはChanderのマーロウとは味が違って、こっちも僕は好んで以前はよく読んだ。そう、以前なんだよね。世の中が大きなうねりに巻かれて始めた90年代以降、残念ながら単純なハードボイルドの世界というのはより一層どこか非現実的な世界へ遠ざかり、今度はその大きなうねりが現実的な世界が待っていて、小説の世界においてもハードボイルドの方向性がどこか大きな組織が絡むものになったように思える。それでもParkerは70年代からせっせとそれまでのハードボイルドとは違う視点で書いたし、それこそ大きなうねりによる暴力が世界を巻き込み始めた頃だと思うと、ちょうどParkerは知らないうちに世界のあり方が変わっていくところを見つめつつ、ハードボイルドという視点をキープしたのかも知れない。やがてTom Clancyが出現する事によって正義の観点も当然昔とは違うものになり、これは決してハードボイルド小説とは違うけれど、より一層複雑になった、のかも知れない。世界は確かに複雑になって、暴力や悪の存在に対する正義も一概に正義であるとは言いきれなくなった。ハードボイルドの世界にも徹底した完全なる正義はその昔からなかったものの、でもそこには美学さえあったように思える。ただ時代が今とは違うのだ。

2010-01-17

取り去られる事のない絶望感。[その後の彼女の人生は?]

週末は相変わらず出張、帰って来てWOWOWで観たのは『チェンジリング(Changeling)』。Eastwood監督でアンジーが主演、第81回アカデミー賞でいろいろノミネートされた作品です。とにかく救われない役柄で常に絶望感が漂っており、そしていつもEastwoodが作り出す悲しい色が滲んで映っているような雰囲気があり、何と言っても音楽がEastwood好みというか、彼らしさを余計に醸し出してますね。特別特徴的なフレーズのあるサウンドトラックではないんだけれど、じっとりとした感覚が伝わって来て、それがまた映画全体的に絶望感と非情感を与えているという感じ。実話に基づいた作品なんだけれど、観終わってから主人公であるChristin Collinsの人生って一体どういうものだったんだろうなあと考えさせられる。決して幸せではなかったと思うけれど、映画の終わり頃には笑顔も戻ってバリバリと再び働くようになり、そして同僚とも仲良く幸せそうに過ごしてる姿と、彼女なりに見つけた希望を大切にして生きようとするところだけが観ている者を少しは救うのに(映画はここまで)、それから数十年続いた彼女の人生がどういうものであったのか、おそらく映画に映し出された出来事と同じくらい辛い思いをし続けたと思うと、やはり救われない。そう思うと本当に辛い。実話だからこそ描かれた映画だし。

一応、これはアンジーの最新作になるのかな、2008年という事で次の作品は今年公開というところで、結婚やら子育てもあったので昨年はちょっとおやすみというところだったのかも。『マイティ・ハート/愛と絆(A Mighty Heart)』で演じた誘拐された夫を待つ妻役に通じる部分があるんだけれど、こちらは子どもが居なくなる母親という事で、顔に浮かぶ疲労感や絶望感がより一層深いものでして、まあ、アカデミーの主演女優賞にノミネートされただけある。John Malkovichは久しぶりに観たような気がしますけど、イメージ的に今回はいちばんまともな人間の役柄だったような:-)

2010-01-15

おさらいしましょう。[iPhoneに電話帳を移す方法101]

ええと、異常なほどiPhoneへの電話帳移行に関する検索キーワードでこのBlogに辿り着いている方が多いので、改めて明記しておきます。他にもGoogle等を使った移行方法はあると思うんだけれど、メモリだとかカードだとかそういうキーワードが多いので、ここでは僕がやったmicroSDを使った方法を紹介。ちなみにWindowsはよくわからないので、あくまでMacを使った方法です。Windowsをご使用の方はソフトバンクのショップでデータを移行させるプログラムが入ったCDがもらえるはずなので、もっと楽かと。

僕のように既にDoCoMoを持ってて、2台目としてiPhoneを買った場合には基本的にショップは電話帳データの移行をさせてくれません。MNPでソフトバンクに乗り換えた方、もしくは既にソフトバンク携帯を利用でiPhoneに機種変更をした方は移行を「させてくれる」はずです。僕のようにDoCoMoを使いつつ、iPhoneにデータを移す事は「できない」との事。

さて、早速データを動かしてみましょう。まずお使いの携帯電話の電話帳を外部メモリにバックアップさせます。僕の場合はSO905iCSとSO902iを使っていますが、SO905のmicroSDでもSO902のMemoryStick Duoでもどちらでもイケるので、まあ、SDや他のメモリでもOKなのかな。問題はバックアップさせたデータをMacで立ち上げる部分ですけど、これは単純に外部メモリをカードリーダーに入れてUSBでMacにつなげます。安いカードリーダーで十分なはずだし、ここを参照すればいいかと。ちなみにカードリーダーがあれば簡単に外部メモリでバックアップをMacに出来るし、あると便利かも。

Macにつなげて外部メモリが認識されるとデスクトップにマウントされるので、クリックしていってファイルを開き、Vcardを探します。これが電話帳になるのですが、これをクリックしたらアドレスブックが立ち上がって開くはず。あとはiPhoneをiTunesにつなげてデータを入れるか、もしくはMobileMeでシンクロさせるとiPhoneに入ります。

が、しかし当然ながら「携帯電話」や「自宅」、「勤務先FAX」という細かい設定までは移行しません。これはもう、手作業で修正するしかないので頑張りましょう、、、。

幸運を。

2010-01-11

呆阿津怒哀声![達郎さんとLennyの組み合わせで]


また動画を入れてすみません、、、。先日の日曜日、山下達郎さんのJACCS CARD サンデーソングブックを聴きながらクルマで移動してると、例によって毎年恒例の大瀧詠一氏との新春放談だった訳ですが、久しぶりに『呆阿津怒哀声音頭』を耳にし、ついつい聴き入ってしまった:-) その作りは秀逸だよなと思うんだけれど、確かに達郎さんと大瀧氏が言ってた「音楽での遊び」ってこういうのであって、こういうセンスを持つ人ってうらやましく思えます。この『呆阿津怒哀声音頭』は極論的存在であるものの、でもアレンジやライブでのアドリブとか、そういう部分における遊び心のようなものこそが音楽の楽しみのひとつだと思うんですよね。僕は普段あまり達郎さんも大瀧氏も聴かない一方、達郎さんの音楽に対するスタンスというのは本当に素晴らしいと思う。そしてあまり同意してくれる人って少ないのも承知ですが、僕個人的には音を作るという部分において達郎さんとLenny Kravitzって近いものを感じるのですよ。ぜひお二人で数曲演奏するか作って欲しい:-)

2010-01-07

シーズン7、観終えました。[ネタより話術のコメディ]


『24 シーズン7』を観終わりました。シーズン6よりも出来はよくなってるものの、少しチープ感が残るような。どこにチープ感を感じるかと言えば、シーズン1にあったようなドキドキ感はある一方でストーリー展開に強引さが感じられます。シリーズ全体にも言える事だけれど、いかにチープ感なく緊迫したプロットを作るかがシリーズのおもしろさであって、それこそ24にしか出来ない事なのに、イマイチどこか仕上がりに満足がいかないような。メイキングを観てみると脚本を作るのに大変な苦労があったようで、でもどうもそれもエクスキューズにしかなっていないようにも思えます。シーズン8に期待したいと思います。このチープ感があるまま終了してしまうと、それは本当に残念な事だと思う。シーズン8が今月17日にアメリカでは始まるようで、またDVDになるまでの1年間、気長に待つか、、、。




動画ばかりで申し訳ないのだけれど、最近寝る時にiPhoneでFMのコメディチャンネルを聴きながら寝てるんですが、昨日の夜スタンダップコメディをしてたMargarett Cho(マーガレット・チョー)という女性が非常におもしろくて調べてみると、あー、この人かと。映画『フェイス/オフ(Face/Off)』でFBI捜査官役で出てた女優さんで、実はコメディアンだったんですね。早口の割には聴きやすくて、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアルジョークがキツくて下ネタも多く、あまり人にはオススメ出来ない一方で話の展開が非常に上手。ネタの内容よりも彼女の話術に聴き入ってしまった:-) 彼女はコリアン・アメリカンで、そのせいなのか笑いのセンスも日本人に近いところもあり、日本ではスタンダップコメディが受け入れられないけど、彼女ならウケるかも知れない。しかし、、、寝る前にコメディを聴くというのは、まるで年寄りが落語を寝る前に聴くみたいだな、、、。

2010-01-05

今年もよろしくお願いします。[楽しかったクラス会]

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。と、言う事で今年の年賀状をアップしてみました。うちの奥さんからセンスが良くないと言われつつも、まあ、こんな感じ:-)

お正月は例年通りという感じでしたが、4日の夜に中学校の同窓会(というか同級生での飲み会)があって行ってきました。Twitterでもつぶやきましたが、非常に盛り上がって本当に楽しかった。前回の同窓会は7年ほど前で、この時は「意外とみんな結局は仲良かったんだなあ」と思ったけれど、今回はより一層みんな仲良くなった感じ。田舎の小学校と中学校だったからみんな9年ほど顔を合わせていた訳でして、そりゃ元々実は仲良くなれる要素はたっぷりあるんですよね。みんな顔が輝いてたのが印象的で、本当に本当に楽しかったし、翌日になってもうちの奥さんに「昨日は本当に楽しかったなあ」と繰り返し言ってました:-) 次回は夏に正午集合で夜中に終了予定という超ロング同窓会をやろうと企画中、、、どれだけ時間あっても足りない感じです。数年前に亡くなった友達のためにもグラスを置いてビールを注いでやったけど、不思議な事にグラスからビールが少しづつ減ってるのも不思議でした。あいつも来てくれてよかった、よかった。