2009-04-23

演奏家としてのルグラン。[またはエンターテイナーとして]

今日は映画の話ではなく、久しぶりにJazzの話。先日いつだったか何となく夜中近くにリモコンでいろいろCSの番組をサーフしてたら、ミシェル・ルグランのライブが音楽チャンネルのMUSIC AIRでやっていました。どこかのジャズフェスみたいな感じで観た時ちょうど"シェルブールの雨傘(Les parapluies de Cherbourg)"をバンドと一緒に演奏してて、ルグランのかけ声と共にいろんなジャンルの音楽調に変化し、観ててなかなか楽しい1曲になっていました。それからしばらく忘れていたのだけれど今日調べてみると映像としてリリースはされていないらしく、でもひょっとすると『ルグランのすべて!〜ライブ・イン・ブリュッセル』というDVDに入っているのかも。MUSIC AIRでは繰り返し放送するみたいなので次回録っておこう。

ミシェル・ルグランは60〜70年代を代表する映画音楽家というイメージが強いけれど、自作作品のセルフアレンジのセンスは秀逸だと思う。彼自身の作品以外の演奏というのを僕は聴いた事がないし、ピアニストとしてのルグランというのはわからない事が多いので何とも言えないが、でも彼自身が手がけた作品自体がスタンダードになってて、そこを自分で触れてアレンジできるというのはすごく楽しそう。実際いろんなジャズミュージシャンと競演もしたし、彼がいちばん活躍していた頃のフランスという背景も演奏家としての彼を大きくさせたのかも。ところで先月発売したばかりのダイアナ・クラールの新作『Quiet Nights』、まだ聴いておりません。こちらも聴いたらぜひまた触れたいと思います。

0 件のコメント: