2010-03-09

感覚の違いというのは恐ろしい。[アカデミー賞受賞のあの作品について]

米アカデミー賞、「ハート・ロッカー」が女性初の監督賞含む6冠

(CNN) 第82回米アカデミー賞授賞式が7日夜、米ロサンゼルス市内のコダック・シアターで開催され、最多9部門にノミネートされていたイラク駐留米 軍爆弾処理班の人間ドラマ「ハート・ロッカー」が作品賞と監督賞(キャスリン・ビグロー)、脚本賞、編集賞、録音賞、音響編集賞の6部門を制した。

ビグローは女性として初めて監督賞を受賞。「アバター」を手がけた元夫ジェームズ・キャメロンと、作品賞および監督賞を含む最多9部門のノミネートで並び注目を集めたが、「元夫婦対決」は女性側に軍配が上がった。 「アバター」は美術賞と撮影賞、視覚効果賞の3冠。

主演女優賞は、身寄りのない黒人少年を引き取り育てた母親の実話の映画化「しあわせの隠れ場所」のサンドラ・ブロック。ブロックは6日、この1年で 最悪の映画や出演者を選ぶ第30回ゴールデン・ラズベリー(ラジー)賞でも主演女優賞を「受賞」したが、この日のアカデミー賞で名誉を挽回した。主演男優賞は「Crazy Heart」(原題)でカントリー歌手を演じたジェフ・ブリッジス。 「Crazy Heart」はオリジナル歌曲賞もさらった。

助演女優賞は「プレシャス」で娘を虐待する母親を演じたモニーク、助演男優賞は「イングロリアス・バスターズ」でナチスの大佐に扮したクリストフ・ヴァルツ。 「プレシャス」は脚色賞と併せて2部門で受賞した。

長編ドキュメンタリー賞は和歌山県太地町のイルカ漁に反対姿勢を示した「ザ・コーヴ」。外国語映画賞はアルゼンチンの「瞳の奥の秘密」だった。長編アニメ賞はピクサー製作の「カールじいさんの空飛ぶ家」で、作曲賞も獲得した。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN201003080004.html

今年のアカデミー賞、WOWOWで夜に再放送されていたのを仕事しながらチラチラと観ていましたが、何となく盛り上がりが欠けたような。どことなくパッとしないように思えるんですが、どうなんでしょうね。で、長編ドキュメンタリー賞を受賞した『ザ・コーヴ(The Cove)』ですが、事実とは違うだとかいろいろ議論を呼んでいるようだけれど、もうずいぶん前にカナダ人の友達に言われた事を思い出した。我々日本人にしてみると海に住んでいれば海産物的な存在になるんだけれど、クジラやらイルカなどの食文化がないところからしてみると、彼らにとって犬や猫を食べる感覚と一緒のようですね。彼らは友達、だとの事。そう言われると確かにそうなんだけれど、日本人だって確かにアジアで哺乳類を食べる文化を批判というか、ちょっとなあと思うところがある一方、感覚的には彼らにとって同じようなものなんだろうな。そういえば昔よく昼飯を食べに行った渋谷の小さな洋食屋の隣にクジラ料理を出す店があったけど、まだやってるのだろうか。時々外国人旅行者がその店の前で写真を撮ってたっけ。

0 件のコメント: