2008-01-14

牡蠣やらクラールやら。[どちらも成熟]

今夜はサロマ湖産の牡蠣を食べました。北海道の牡蠣の産地にはいろいろあり、好みの大きくて味のある厚岸産(特に仙鳳趾)よりもサロマ湖産はずっと小ぶりなんだけれど味があるものです。今シーズン既に食べたものより今夜のは味がよく、前回はやたらとしょっぱかったのに今回は大丈夫、美味しくいただきました。生も美味しいけれど、やっぱり酒蒸しの方が遠慮なく食べられるというか、不安感もないし、日本酒にも合います。最近夫婦でよく日本酒を飲むのですが、久保田は当然美味しいのだけれど、白雪のClassicや上善如水あたりはコストパフォーマンスもいいので、よく飲んでますが、まあ、ハマると奥深くまで美酒を探してしまいそうで恐い類いですね。ただし日本酒は残ると本当に辛いので、夫婦で適度に飲むのがいちばん美味しいのかも知れません。


その後、ピーター・バラカンさんが出ているWOWOWのJazz Fileでダイアナ・クラールの『ライブ・アット・ザ・モントリオール・ジャズ・フェスティバル』を観る。2004年の公演、なかなか良かったです。今までヴォーカリストとしては素晴らしいけれどピアニストとしてはちょっとなあと思うところもあったんだけれど、その思いを払拭してくれる演奏で、選曲もシックな感じよりもノリがいいものが多くて、一緒に観ていた娘はぬいぐるみを踊らせていました:-) 最後はアルバム『The Girl in the Other Room』の中から僕も大好きな"Love Me Like a Man"を演奏、ピーターさんも言ってたけどダイアナ・クラールの中ではいちばんの演奏だと思う。ここ最近は生まれたばかりの双子を育てるのに忙しい彼女のようですが、今年は無理かも知れないけれど来年には新しいアルバムが出て来るといいなあと期待しています。母親になった事で音楽的にもプラスになるといいけれど、彼女が時々しか見せないゴツゴツした雰囲気が失われていないといいなあ。それでも1回のみのパフォーマンス等は行っているようで、昨年のクリスマスにはカナダのCBCでスタジオライブが放送された他、ベストアルバムが去年出ていたのは知りませんでした。彼女ほど万人ウケされているジャズミュージシャンだからこそベストアルバムを出すのだろうけれど、なんだか現存して活躍しているジャズミュージシャンがベストアルバムを出すというのは非常に変な感じがします。どうせ過去のものを集めて作るならレアものばかり集めて出せばいいのに、商業的には---それこそ万人ウケ狙いは---成功しないだろうけれど、、、。

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