2008-02-10

今年のグラミー。[スティーブ・アールだけで十分]

今年のグラミー、特別なにか興味があったわけでもなく、気がついたらいつの間にか終わっていたという感じです。ここ数年おおよそメジャーな賞のノミネートに入るミュージシャンはおなじみになっていたし、全然気にしていなかったのですけど、CNNのサイトを開いてみてビックリしたのはハービー・ハンコックの『River:The Joni Letters』というアルバムが年間最優秀アルバム賞に選ばれていた事! これはジャズミュージシャンが受賞するのはスタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの『Getz/Gilberto』が1964年に獲得して以来との事、ううむ、そうだったのか。僕はこのアルバムを全然聴いた事がなく、調べてみるとジョニ・ミッチェルへのトリビュート・アルバムらしく、ミッチェル本人も参加している他にノラ・ジョーンズ、ティナ・ターナー、あとウェイン・ショーターなんかも一緒に演奏してて、まあ、言うなれば受賞されやすい作りと言えばそこまでなんだろうけれど、聴いてみないと何とも言えないですね。他のメジャーな賞としてはエイミー・ワインハウスが5部門を受賞、ううむ、こっちは全然聴いた事がないな。おなじみのカニエさんは4部門、アリシアやブルース・スプリングスティーンといった方々も受賞。ちなみにレゲエ部門にて『Mind Control』というアルバムで受賞したステファン・マーリーはボブ・マーリーの息子ですね。で、ちょっと注目したのはベスト・コンテンポラリー・フォーク/アメリカーナ・アルバムという部門で受賞したステーブ・アールの『Washington Square Serenade』、このアルバムに含まれている"Days Aren't Long Enough"というアリソン・ムーア(7番目の奥さん!)と競演した曲が僕の最近のお気に入りとなってまして、地味な前向きさ(変な表現だな)な雰囲気で悪くない曲です。それだけで今年は十分:-)

0 件のコメント: