2007-10-10

エデンの東から来る人々。[新譜と過去の名作]

最近朝の通勤時に聴いているFMから"あのギターサウンド"が聴こえてきました。これはひょっとして!?と思っていると、やっぱりEaglesの新作『Long Road Out of Eden』に収録される"How Long"でした。ちょうど今から3年ほど前、Farewellコンサートという事で来日し、札幌にも来たので観に行って感動のあまり大泣きしてしまったのですが:-)、実に今回の新作は前作『Long Road』から28年振り(再結成の半ライブアルバム『Hell Freezes Over』は別としてね)で、新作を作るというニュースを知ってからずっと楽しみにしていました。11月に発売予定という事でして、本当に久々に新作を楽しみにするアルバムとなっています。ここ最近(数年間?)新しいアルバムのリリース前から楽しみにする事って全くなかったからね。昔から僕は音楽ジャンルに波があって、よく聴く類いのジャンルって突然全く聴きたくなくなったりして、現在のところロックは波としては大きくなりつつある中、最近はJazzを聴こうという気が全然起きません。短い時は数ヶ月、長い時なら1年くらいこういう波が来たり去ったり、そういえば今回のJazzの波っていつ去って行ったきりなんだろうなあ、、、。先日同じくJazz好きの父親がDavid Sanbornの『Closer』というアルバムを貸してくれたので聴いてみたけど、これは受け付けたというか嫌にならず聴けました。と言うよりSanbornは正確な意味ではJazzミュージシャンという位置づけにならないとは思うんだけれど、でも類いとしてはいいのか。でもそれきり全然聴く事もなく、今はEaglesの新作を待っております。そういえばThe Policeも新作を作るような話があるし、現時点では「部屋の中で象と一緒に生活するくらい難しい」とメンバーのAndy Summersは言っているようだけれど、こちらも楽しみです。



今日もついついNHK-BSで映画を観てしまう。今夜は『エデンの東(The East of Eden)』、またまた偶然にもEaglesの新作『Long Road Out of Eden』のEdenと同じですね。原作はスタインベック、アメリカの高校でだいたいスタインベックを読む事が多くてこの『エデンの東』や『怒りの葡萄(The Grapes of Wrath)』あたりが定番でして、僕も両方を授業で読まされ、さらに読んだ後にクラスで映画を観るというのが定番でした。と、言う事で『エデンの東』も当時観たきり、本当に久しぶりです。でも改めて観るとJames Dean演じる主人公キャルとお父さんの関係がリアルに感じますね。僕と父親は決して仲が悪い訳じゃないけど、映画の中にある対立感のようなものは---少なくても高校時代よりは---わかるようになったように思います。映画の中で父親のアダムはレタスの新たな出荷方法に失敗して損失をこうむり、その後キャルが大豆でもうけた5000ドルを損失分を取り返したと父親にプレゼントするシーンで、本来台本は5000ドルを拒否された後にキャルはすぐ外に飛び出す事になっていたのに、James Deanのアドリブで泣きついた後に飛び出すんですよね。すごい。観ててふと思ったのはBrad PittってJames Deanに似てますよね、演技とか雰囲気とか。顔は似てないけど、でも話し方まで似てるような気がします。

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