2008-05-16

忌が明け満ちたという意味。[人生を幸せに生きるコツ]

出張から帰って来て自分のデスクの上を見ると、小包がひとつ届いていました。名前を見ると仕事の知り合いで、僕と仲がいい神戸に住むTさんからのようです。Tさんは大変グルメな方である上に全国各地出張されているので、地元の人よりも美味しいお店を知っていたりするから、僕が初めて行く場所へ出掛ける時などは彼に電話をし、美味しいお店を紹介していただいたりしています。で、何か頼んだっけなあと思いながら開けてみると、「満中陰志」ののしがかかった香典返しでした。3月にお父さんが亡くなって香典を渡したんだった。Tさんは元々香港で生まれて幼い頃に日本へ移住してきた方でして、「満中陰志」は中国の習わしかと思って調べてみると関西では香典返しの事をこう言うようで、僕は知りませんでした。全国各地に冠婚葬祭のやり方はいろいろあるけれど、こういうのを見ると改めてその違いを実感してしまいます。北海道へ転勤になって来た方などはもっと驚く事があるようで、通夜や葬儀へ行って香典を出すと領収書がもらえるのにはビックリするようだし、結婚式だってご祝儀じゃなくて会費制のところがほとんどで、まあ、こういうのはいくら包んでいいのかわからないという事にはならないので便利は便利。ところで亡くなったTさんのお父さんに僕はお会いした事はなかったのだけれど、80歳近くなってもジムでベンチプレスをしたりと活発でもあり、非常にセンスがある事も言う人だったようで、自分の妻(Tさんのお母さん)が長い闘病生活の後に先立ってしまった時も「ちょっとツイてなかったな」と言い放ったくらいだそうです、、、。こういう話を聞くと人生を幸せに生きるコツみたいなものを知れたような気がして、ううーんと唸ってしまう。

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