2009-03-21

超短波が運んで来たもの。[No FM? No Life!]

NHK-FMが開局して40周年という事で昨夜はNHK総合で『FM40年記念番組 FMに愛を込めて』を観ました。意外とNHKだけの事じゃなくて『ジェットストリーム』についても触れてたりしたり、ゲストのTHE ALFEEが歌ったりと、もうちょっと濃いな内容かと思ったらわりと軽い感じで少しがっかりだったかな、、、。でね、別に男女差別するわけではないけれど、過去にFMと過ごした時間で話が盛り上がるのは男同士というパターンが多いのではないのだろうか。きちんとエアチェック(!)して音楽大好きという女性も数名知っているけれど、でも本質的に女性はシンプルに音楽を楽しむという傾向が男性に比べてあるのかな、男の場合だともっとFMのシステムに付随するもの(例えば電波だとか周波数、編成、内容や進行具合)を好むような気がする。もちろんこれは差別で言ってるわけじゃなく、経験的な傾向です。僕もそんな付随的なものも含めてFM好きな一人だった訳ですが、FMの醍醐味といえばやっぱりあの夜中に聴いている時の親密さや濃厚な時間なのではないのでしょうか。AMにはないコアな音楽(コアというか非J-POPだな)、ダイヤルを回して(ダイヤル!)周波数を変え、遠く海を渡って聞こえて来るアジアじゃないオト、アンテナの角度を変えてみたりする感覚、そういうものって身体に染み付いているものな気がします。『ジェットストリーム』も好きだったけれど僕が好きだったのは『クロスオーバー11』というNHKの番組で、時間が日付を暗闇の中ゆっくりと超えて行く濃厚な感覚があって、聴いているとまるで暗い闇へと吸い込まれるような感覚を覚えたような。ゆっくりと時間が日付を超える感覚って十代の頃しか味わえないんじゃないのかなあ。アメリカで生活していた頃も部屋ではずっとFMを聴いていたっけ。そう思うと自分の人生とFMって意外と密接な関係なんだなあとつくづく感じるのですが、よく考えたら最近はクルマの中でしか聴かなくなってしまったけれど、でも今もFMは近くに存在しています。先日の東京出張の帰りにめずらしく窓側に座ったら、地上から見られない地平線だけがオレンジでその上がライトブルー、またその上が紺色という例の夕焼けが本当にきれいに見えて、これのBGMはジェットストリームだと思って機内エンターテイメントを聴いてみると、今はJALの機内で『ジェットストリーム』が聴けないんですね。たまたまそういう時期だったのかも知れないけですが、でもJALなんだから数チャンネルの中で1チャンネルくらいは『ジェットストリーム』を流して欲しい。で、僕のiPodに『Mr. Lonely』が入っていたような気がして探してみたものの、AKONの"Lonely"しか入っていなかったから仕方なくそれで我慢:-)

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