2009-06-01

追憶の夏。[ビュイック・センチュリーの想い出]


GMが破産法適用を申請、政府管理下で再建に着手

米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は6月1日午前8時(日本時間同日午後9時)、連邦破産法11条の適用を申請した。米政府はGM再建に向けて約300億ドルを追加融資するとともに、同社株60%を取得し、事実上国有化する。全米自動車労組(UAW)の退職者向け医療基金は17.5%を引き受けるとともに、2.5%分の株式を追加取得できる権利を持つ。

GM工場があるカナダ政府とオンタリオ州政府は95億ドルを融資し、12%の株式を受け取る。また、無担保社債を持つ債権者は10%を引き受け、15%分の株式追加取得権を付与される。

GMは11工場を閉鎖、3工場を一時休止する。工場従業員は2万人削減される見通し。また、不採算ブランドのポンティアック、サターンなどを廃止。さらに、全米6000店の販売店のうち2000店以上を切り離すことで、10万人の人員を減らす方針だ。

CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200906010021.html


ついにこの日が来たなという感じでしょうか。わかってはいたものの、実際にそうなるとそういう時代なんだなあと思う。様々な理由があると思うし、復活までの日は本当に遠いかも知れないけれど新型車がディーラーに並ぶ日はそう遠くはないような。実を言うと僕が免許を取って初めて乗ったクルマというのはGMでした。当時まだ日本でもヤナセを通じて販売していたBuickのリーガルというセダン、ずっとうちの父親がコラムシフト+ベンチシートのアメリカ車が欲しいと思って買った1台で、当時僕はまだ学生だったから夏休みで帰郷している時は本当にこのクルマによく乗りました。3200ccのV6エンジン、それはもう非常に燃費が悪かった:-)  でもあのアメ車特有のふわふわした感覚とか、たまに今でもアメ車に乗ると身体が覚えているというか、本当によく染み付いててしっかり思い出せます。ポーン、ポーン、ポーンというシートベルト警告音とか、コラムシフトに右手を載せて走る感覚、あとたまに巻き込むカセットテーププレイヤー、あのクルマに関する細かいところが本当に懐かしい。残念ながらリーガルの売れ行きが不要に終わるとヤナセはBuickの輸入をやめてしまい、Buickもゴツいセダンからソフトなデザインに変え、80年代を彷彿とさせるようなボディはさすがに作らなくなってしまう。実を言うとたまに今でも僕はあのBuickに乗っている夢をみます。何か楽しい事が起きるんじゃないかと思ってBuickを走らせた18歳の夏。今18歳に戻りたいとは思わないけれど、でもあの年あのクルマと過ごした夏だけなら戻っていいんじゃないかなと思う。ちなみにこのBuickの後、父の好みは結局ドイツ車に戻っていました:-)
For the times they are a-changin'.

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